果ての国まで何マイル

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大迫(サッカーの技術は)半端ない。日本フィットネス界の現状を憂う。

こんばんは。ecogori07です。

今、キックオフですかね!?2018年ロシアW杯の日本第2戦!

2018 FIFAã¯ã¼ã«ãã«ãã ã­ã·ã¢

画像出典:日本テレビHP

 

本日の日本のワールドカップ第2戦、セネガル戦開始前の日本テレビの特番にて、第1戦で見事にゴールを決めた大迫選手の特集が組まれていました。

鹿児島城西高校時代、足元の悪いグラウンドにて培ったボールコントロールの技術により才能を発揮し、全国高校サッカー選手権で1大会での史上最多10ゴールを決めるなどスターダムにのし上がる様子が描かれていました。

ただ、輝かしい成功ばかりではなく、当たり負けのするフィジカルの弱さが災いして日本代表から落選するなど、挫折も経ながらドイツに渡り、様々なトレーニングをおこなって、今回の値千金のゴールに繋がっていく、、、という内容でした。

 

さて、はじめに断っておくと、ぼくは完全なにわかファンです。

今回も、全く何の期待もせずにW杯第1戦を観戦し、興奮し、大迫選手のゴールシーンでは両手を打って喜んだくちです。

ですが、本当にかっこいい姿を見せてもらいましたし、同年代がこんな大舞台で成果を出すことにとても刺激を受けました。

と、大迫選手の半端なさはサッカーファンでも誰もが認めることでしょう。

 

ただ、十数年ウエイトトレーニングをしてきて、日々自分の身体作りに取り組んできた身としては、やはり気になるのがテレビで放送されていたトレーニングの内容です。

特定のトレーナーを非難するつもりはないですし、あくまでテレビの構成上の演出で、トレーニング内容の一部分だけを取り上げていることを承知の上であえて大げさに言います。

 

テレビでは、大迫選手の弱点は当たり負けするフィジカルだと言っていました。そこで、まず映ったのが以下のトレーニングです。

f:id:ecogori07:20180624232228p:image

画像出典:youtubeより

(おそらく同じ映像を使っているようですが、6/24放送の日本テレビの画面ではありません。以下、同。)

 

「一般的な腹筋の態勢から、かかとを地面から浮かせて足を上げ、かつ上体を起こして腹筋の収縮を維持させつつ、風船を膨らませて横隔膜を鍛える」

 

!?

目的は!?

 

当たり負けのしない身体を作るために、なぜ横隔膜を鍛えるのか?

ちょっと意味が分かりませんでした。

ナレーションによると、体幹が鍛えられるとのことです。

 

また、続いて画面に登場したのは、以下のトレーニングです。

f:id:ecogori07:20180624232410p:image

 

「ストローで呼吸のしにくい状態を作ることで、心肺機能を高める」

 

、、、。

あ、そう、、、。

 

もちろん、これだけをみて悪いトレーニングと断言することはできませんが、テレビでは、フィジカルの弱さを克服するため、と言っていました。

こんな世界レベルの一流選手のトレーニングにおいても、フィジカルの強化=体幹を鍛えるということに結びつくのが、日本のフィットネス界の現状です。

 

当たり負けしないフィジカルを得たければ、後ろから押されても踏ん張れるよう大腿四頭筋を鍛えるためにスクワットやレッグエクステンションをするだとか、ボール際で競り合って上から乗られても上体を起こした姿勢をキープできるよう、身体の背面全体を鍛えられるデッドリフトに取り組むだとか、合理的で効率的なトレーニング方法がいくらでもあります。

それなのに、こんな奇抜なだけで、目的のよく分からないトレーニングを平然とおこなわせ、かつテレビで堂々と紹介してしまうことが信じられません。

しかも、地方の中学校のクラブ活動で、ではなく、世界トップクラスの選手に対して、ですよ。

 

色々と言いましたが、あくまでもぼくが言いたいのは、当たり負けのしないフィジカルを鍛えるという目的を達成させる場合に、このトレーニングをおこなわせるのは違うんじゃない?ということです。

放送の構成上、トレーニングの意図と異なる紹介がなされているのであればそれは失礼しました、ですが。

 

とにかく、横隔膜を鍛えたければ風船を膨らませれば良いかもしれませんし、心肺機能を鍛えたければ、ストローで呼吸すれば良いかもしれません。

しかし、そもそもこのようなトレーニングをしてそれらが鍛えられるのかについては議論の余地があると思いますし、横隔膜を鍛えてサッカーのパフォーマンスにどのような好影響を与えるのか、合理的な説明ができるのでしょうか。

 

結局は、このようなトレーニングは、何となく良くなった、と思うだけです。無難でさほど効果はないにもかかわらず、奇抜な動きでごまかしているだけです。

しっかりとしたトレーニングプログラムを組むと、試合にパフォーマンスのピークを合わせるようなしっかりとしたピリオダイゼーションが必要になってきます。

なぜなら、トレーニングをおこなって身体を作るということは、それに伴って疲労も溜まっていくことを意味します。上手く試合にピークを合わせなければ、いくらフィジカルの基礎レベルが向上しても、試合で本来のパフォーマンスを発揮することができません。

つまり、下手にしっかりとしたトレーニングをやらせてしまうと、競技に悪影響を及ぼす可能性があるのです。

そうなると、いくらフィジカルを向上させても、そのトレーナーは非難されることになります。

それを避けるためかどうなのか分かりませんがその結果、無難な、疲労の溜らない、そして効果のないトレーニングに落ち着いてしまうのです。

 

ぼくなんかはそれで飯を食っているわけではないので、好き勝手言えます。だから、そんなフィットネス界の現状を憂いてみました。

やはり、スポーツ強国を目指すのであれば、S&Cトレーナーの地位向上のため、国家資格の創設なんかを考えていった方が良いのではないかなと思います。

それでは。